工場や事業所等から排出される排水中の汚濁物質等には国が定める様々な指標があり、中でも有機汚濁物質は重要な監視項目とされています。 排水の管理を行う為には、最終放流口(下流)における常時監視だけではなく、流出リスクを回避する観点から、排水処理工程上流での迅速な測定 が要求されています。TOC-380Dは、燃焼酸化・赤外線分析法による装置で、低濃度から高濃度まで広い範囲において最短約6分周期での 測定が可能で、さらに指定計測法によるCOD値との相関がある事から、常時監視の用途から工程水の管理までさまざまな試料の測定に適しています。 また、幅広いユーザーニーズに対応すべく各種オプションも充実しており、独自技術との融合で精度の高い長期連続測定を実現します。
【標準仕様】
● 測定方式:燃焼酸化・非分散形赤外線分析法
● 測定範囲:0~20から1000mg/L
● 繰返し性:フルスケールの±2%(標準液にて) ※0-20mg/L測定以下及び希釈測定機構付加の場合はフルスケールの±3%
● 測定周期:スケジュール設定方式(リピート測定/任意測定)
● 印字内容:測定値、測定値バーグラフ、設定値、校正値、日報、電源断、各種警報、異常箇所個別マーク印字等
● ディスプレイ:5.7インチバックライト付LCD表示器(時間、測定状況、日報、設定内容、警報履歴等)
● 外形寸法:700W×600D×1650Hmm